「日本を二流IT国家にしないための十四ヵ条」を読んで(上)

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初めから、ぐいぐい引き込まれました。
が、ちょっと忘れてしまいそうなので、先に書いておきます。

1.日本のはるか先を行く電子自治体先進国、韓国の衝撃
2.汎用コンピュータからの脱却、ダウンサイジングを決断する
3.作業開始したサムスンSDS社と韓国裁縫で受けた新たな衝撃

まで、読めました。

韓国については、かねてから日本より進んでいると聞いていましたが、ここまですすんでいるとは、
見習う必要があると思いました。
韓国については、国策で行っているのが一番日本と違うところでしょうか?
個人的には、
実際、各市町村において、やっていることはほとんど同じことだと思うので、仕様を国で決めて、各企業で競争してもらうのが一番いいと思います。競争する部分としては、レスポンスの早さとユーザインタフェース(使い勝手の良さ)になるのではないでしょうか?ここで競争してもらえると、もっといいシステムが安価になるのではないでしょうか?

佐賀市役所の例ですが、他では多分今でもあまりない、オープンソースという方法を利用していることが斬新ですね。オープンソース(プログラムを公開)にすることで、地元企業も保守ができるというのが利点でしょうか?また、職員もプログラムを触れる。その為、細かい部分にも手が届き、ユーザインタフェースについても向上が見込まれると思いました。
世界標準と呼ばれている、OSはUNIX、データベースはOracle、Webに関しては、JAVAで作成しているようです。
最近は、データベースは、Oracleやり、MySQLとかPostgreSQLの方が利用されていそうですが、基幹系には向かないのかな?

売っていこうということも考えているのでは?とも思いますが。

ただ、個人的には、オープンソースには、ちょっと疑問があります。というのは、プログラムが職員もいじれて、業者もいじれて、ということで、プログラムの統制が取りにくいと思います。また、法改正等、毎年ぐらい変わる法制度に対応する為にも統制が取れていないと、余計にプログラムの調査に時間&お金がかかってしまうのではないか?と思ってしまいます。
僕は、プログラムはいじれなくてもいい(オープンソースでなくても)と思っています。
プログラムの部分は、ブラックボックスでもかまいませんが、DBへの読み込み書き込み部分(データ連携部分)については、仕様を統一(全国共通仕様があれな言うことないですが)して、それを元に作成してもらうのが一番いいのでしょうか?
もしそれができれば、
全てのシステムが同じ会社(言いなりになってしまう為)ではなく、各システム毎(税、戸籍等)に入札ができて、いろいろな会社で競争ができるのではないでしょうか?

現在は、現在全国共通仕様がないため、準全国仕様?(多数の市町村が同じシステムを利用している為)のシステムを利用して、法改正の費用は安く済んで(参加団体で割れる為)いますが・・。

と感じているのが今の段階です。
ただ、この先オープンソースのいいところが出てくると思うので、楽しみに思いながら、読んでいこうと思います。