「アマゾン、アップルが日本を蝕む」(岸 博幸さん)を読んで

第1章 電子書籍バブルとネットの隆盛
第2章 ネット上のビジネスの実態
第3章 日米の出版文化の大きな違い
第4章 日本が目指すべき電子書籍
第5章 ネット帝国主義の新たな進化
第6章 独自の道を歩むための視点

あえて書いている部分もあると、あとがきを読んで分かるのですが
でも、この人からこういう本が出るとは思ってもみなかったです。

プラットフォームレイヤ

SNS検索エンジン等のプラットフォームレイヤは、アメリカに先をこされ
日本ではなかなか育ちにくいということだとは思うのですが
それは、仕方のないことなのではと思います。
自由競争なので。。

クローズドな世界のほうがコンテンツを有料化しやすい

そうなのでしょうか?
個人的には、オープンな方が、数が売れ、検索ヒットもしやすく
と感じるのですが。。

日本の出版産業が再販制度と委託販売制度に守られている

これを維持したいというような考え方だとは思うのですが
これ自体は、難しいのではと思います。
実際、作家さん自体が、apple等に直接本を出したり出来てしまうので
その方が収入は変わらず、安価に本を出せるため、
どうしてもそうなってしまうのではないでしょうか?

レコメンデーション機能
本のタイトルなどをキーワードに関連する書籍を引っ張ってくる

レコメンデーション機能の本質は、検索エンジンのように、キーワードやタイトルに関連する書籍を
ひっぱってくるのではなく
この本を買った人は、こういう本も買っています。というものです
また、アマゾンで言えば、この品物を買った人は、同時にこういう品物を買っていますよというものです
例えば
スキャナを買った人は、同時に裁断機も一緒に買っている人が多いですよ!という
全くスキャナからのタイトルやキーワードからの関連したものからは検索できないものを表示したりする機能です。

個人的にはこの機能は素晴らしいと思いますし
また今後どんどん成長していく機能なんだと思います。

ただ、本屋さん行くことによる、新しい本の発見も面白いですが^^

「知」の安売りは絶対に避けなければなりません

ただ、頭のいい人がブログ等で「知」を公開している部分も
増えてきていると思うので。。。どうなんでしょうか?
メールマガジン等への移行も増えているとは思いますが・・

「ソーシャル」は情報の過剰な供給

そうなのでしょうか?
時間も限られていますし、必要なものしか取得しないような気がしますが^^

「ユーザの行動履歴の過剰な共有」による個人のプライバシーの侵害

これについては、アマゾンとかのことを言っているのでしょうか?
でも、これについても
誰がというものは、アマゾン側は一切関知せず
この商品を買った人は、こういうものを買っているということだけの
統計を取っているだけなので、特には、問題ないのではと思います
むしろ、利用者にとってのメリットの方がおおいような。。
ただ、これが、誰がというとことまで入ってきてしまうと問題だとは思います

中国のネット検閲は非常にうまく対応しているかもしれない

そうですか??
全然そうは思いません。
むしろマイナスなのではと思います。

検索エンジンのソフトウェアや人工知能はまだそこまで賢くない

ぼくは、十分賢いと思いますが。。コツなんではないでしょうか?
検索エンジンに人口知能なんか使っているのかわかりませんが。。

なんとなくですが
農業のように、現在の日本の伝統的なものを
守っていきたいということを言いたいのかなぁと感じました。
本屋さんを残したい、仲買を残したい等
でも。。。
この流れは止められないように思いますが。。。
どうなんでしょうか?


[rakuten:book:14402812:detail]

ブレインの戦術~永田町を動かした政務秘書官のテクニック~

ブレインの戦術~永田町を動かした政務秘書官のテクニック~