野村克也「頭の使い方」を読んで

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野村さんがヤクルトの監督になってからの話がメインでした。
しかし、当時の指導方法、ID野球の原点等全て分かりやすく書かれています。

巨人に勝つための工夫を第一に考え、
ミーティング、準備段階、古田、池山、広沢、飯田、土橋、秦、伊藤智、田畑、岡林、宮本、オマリー、辻、高津等
選手一人一人の考え方、育て方、接し方。
ここまで細かいかと言うぐらいに書かれていますし、実際そういう感じだったのでしょう。
試合でのサインについても、全てにおいて意図があると言うことが凄いです。
他の監督では、ここまでは無いと思います。

また、選手にやる気を起こさせる方法、
コーチを育てる方法等、テレビのイメージを全く覆すものとなっています。

この本は、加筆修正されたらしく、最近の阪神楽天のことも書かれています。

野村さんの野球は、何が起こるか見ている人には、分からないあっと驚くことをしてくることがまず、面白いです。
楽天でも、来年はAクラス、再来年は優勝できるチームにしてほしいです。
そうなれば、また、野村監督の株はあがるでしょうね。
でも、野村さんならば出来そうな感じはします。

今まで、読んだ野村監督の本です。

野村ノート

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巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは (角川oneテーマ21)

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無形の力―私の履歴書

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新・敵は我に在り―生涯現役宣言

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敵は我に在り―危機管理としての野球論 (1980年)

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こんなもんでしょうか・・・。