「電子政府」実現へのシナリオを読んで

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韓国と日本の違いが分かりやすく書かれています。
以前

日本を二流IT国家にしないための十四ヵ条

日本を二流IT国家にしないための十四ヵ条

を読ませてもらったときに、出てきた本だったので、興味があり読みました。

この本を読んで、
全く役所の仕事を理解していないと実感しました。

まず、韓国はスピードだと言うことでした。
ここは、今のWebのシステムの作り方に似ていると思います。
日本では、どうしても100%が求められると・・・。
しかし、ある程度まで作成して、その後はサポートで直していくという形。
Windowsにしても100%ではないので→修正パッチ多数。
特にWebにおいては、役所の仕事では無理かもしれませんが、
50%で後は、サポートで順次作成していく方がいいものができるという話もあります。

後、韓国では各市町村で、メールアドレスを全住民に配っていると・・。それも、各30Mを割り当てているようです。
そのアドレスに役所からの連絡が通知されるようです。
これは、住民にもこのアドレスを毎日見てくれるようにしないといけないですしね。
日本でやろうとすると、もうほとんどの人は、アドレスを持ってしまっているので、メールアドレスを登録してもらう形の方がいいのでしょうか?

後は、住民登録番号が確立している点と、本人確認に指紋認証を義務付けられている点でしょうか?
指紋は、複製されるリスクがあるとしても、やはり便利なのではないでしょうか?
これが、まず一番大きいと思いました。
それと、システムを国が配っていると・・・。
これは、各市町村が独自で構築しているシステムを国が安価で配っていると。
どの市町村でもほぼ仕事は同じなので。
→これは、本当に思いました。

後、認証局にしても、初めに銀行が発行した認証書を国の認証書と認めたことも大きいと思います。

後、業務の単純化、制度の単純化も含まれると思います。