「エースの資格」(江夏豊さん)を読んで

エースの資格 (PHP新書)

エースの資格 (PHP新書)


プロローグ エースはもういないのか?―新たなエース候補・澤村拓一
第1章 エースの資格
第2章 エースの武器
第3章 抑えのエース
第4章 孤独なエースとチームメイト
エピローグ 大事なのは工夫と決断力―運に恵まれた十八年間の野球人生


以外でした。
天性のもので成功したピッチャーだと思っていたので・・・
全然違いました。
考えて考えぬいて、1球を考えて投げるピッチャー
理論派だったんですね。

「ピッチャーはたんに投げるだけが仕事じゃない」
ダルビッシュの2死1塁でセンター前ヒットでの3塁のベースカバー

ここまでできているピッチャーなんですね。
今年も大リーグの活躍が楽しみです。

「自分がエースじゃない」と言っている人間ほど、内心は「自分がエースだ」と思っているんじゃないか

これは、そうかも知れません
実際、何も考えていなければ、エースじゃないとも言わないと思います。

江川投手の調子を見るためには胸元にミットを構える
⇒怪物

これも意外でした
現在は、理論派の解説を行なっているのに
実際は、天性のピッチャー
しかも、ストレートとカーブだけ。。
やはり、怪物だったんですね

日本人に「玉数制限」は合わない
体力がない分、正しい、基本に基づいたフォームが必要になる

うーん。どうなんだろう
まぁ、中6日とかですからね。
正しいフォームは基本なんでしょうね。
これをどう身につけるのかが知りたいです。

ボール球を振らせることによって、空振りを奪う

この投球術は、野村監督も言っていましたよね。

フォームに安定感が出てきて、バランスが取れるようになると
ボールを長く持つということを体で覚えられる。
長く持てば、その分バッターを見る余裕が出てくる

このフォームの安定感というのを知りたいですね。

全力の真っ直ぐに、ちょっと抜いた真っ直ぐを効果的に織り交ぜるピッチング

球種が少なくても、
同じ球種の緩急というのが使えるんですね。
たとえストレートでも。。

その人の力だけではおぼつかない、なにか自然の力とでも言わなければ
説明がつかないものが入り込んでいるのが野球

運というもの。
これについては、もって生まれたものなのだろうか??
引き寄せることもできるのだろうか?

野村監督の時のリリーフ変更後
「調整方法がわからない」と言っても「好きなようにしろ、自分で作れ」
「毎試合スタンバイ」のため、ゲーム前半は好きなようにと言われていたが
全選手に伝わっていなかったため、嫌な思いをした

意外と野村監督も兼任監督の時は、理論派でもなかったんですね。
まぁ、初めてのことだったのでしかたがないのでしょうけど
気遣いも。。


「野球でもじっと待たれる方がピッチャーは怖い」
と言ってから、落合さんは変わった

こういう繋がりもあったんですね。
技術だけではないところ。
でも、これで全然バッター有利になってしまうというところ
間というか・・・
こういうところ面白いです^^


調子が悪くても、マウンドに上ったら常にベストなんだと暗示をかける

自身をつけるということ。

「初球の右バッターへの外のカーブ」は強打者は振ってこなかった

この1球でどれだけ有利に働くか。
しかし、この1球の駆け引きだけでも面白いですね


初球の入り方はどんなに計算しても答えが出ない

これは、野村監督も言ってましたよね。

谷繁選手。リードだけで飯が食えるキャッチャー

現役では、谷繁選手なんですね。


牙―江夏豊とその時代 (講談社文庫)

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