「ネットvs.リアルの衝突―誰がウェブ2.0を制するか」を読んで

この前の
IT技術と刑事事件を考える-Winny事件判決を契機として-
を聞きにいく前に読んでおくべきでした。
失敗しました。
シンポジウムでは、Winny製作者の弁護側の意見が中心に聞けましたが
この本では、検察側の意見をベースという感じがしました。
半分は、Winny関連の本です。
これを読んでおいて、シンポジウムに行けばもっと、平等な目で見れたかもしれません。。。

本当にWinny製作者が書いているかどうかは分かりませんが、「2ちゃんねる」では、
著作権についてのこともWinnyを作成しながら書かれていたようですね。。

包丁は、料理に使うことも、あるいは人を殺すこともできる。しかし殺人の道具になるからといって、包丁を作った職人は、罪に問われるのか?

というのも分からないでもないですが。。。。
日本語は難しいですね。

ただ、この本を読んで、大分見方が変わってしまいました。

しかし、前に高木氏が言っていたように、裁判と現状というのは別で考えていかないといけないと思います。
情報を流出してしまうと止めることができないというネットワーク(Winny)は止めるべきだと思いますけどね。

また、これまでの日本のコンピュータの歴史
日本対その他の国の外交が分かります。
コンピュータ業界でいえば、半導体バブル日本では、一番うまくいってたころのようです。

ここで知らなかったのは、「ポッドキャスティング
単に音声というかラジオというかそういうものを持ち歩くだけだと思っていました。
しかし、そうではなく、
番組を登録しておき、新しいものが出たときに勝手にダウンロードされるという
音声版RSSのようなものなんですね。。。
全く知りませんでした。。

国内版検索サービスを国も作っているようですが、
Googleに勝てるのでしょうか?
勝てる勝算があるので作っているのでしょうが・・。
勝算が無いようであれば、作るべきではないと思います。
Googleに勝つことができれば、支配(情報のコントロール)されることは無くなりますね。

ただ、利用者のことを考えず、作りたいものを作って、それが利用されているGoogleに勝てるのか?
もう少し見守っていきたいと思います。